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実相寺昭雄監督

キャスト

篠田 三郎   八並 映子   田村 亮   内田 良平   岸田 森   

原  保美   岡村 春彦   荒木 雅子  東野 孝彦   毛利菊枝

嵐 寛寿郎 


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ストーリー

舞台は、兵庫県丹波篠山。この地に時価100億という山林を所有する地方きっての旧家、森山家。
当主伊兵衛(嵐寛寿郎)は、70歳を過ぎ、妻の「ヒサノ」」と古くからこの家に使える召使の「浜」と
山間の大邸宅にひっそりと暮らしていた。

子供たち3人(全員男)は、別に暮らしている。
長男「康」は、弁護士事務所を開いていて、結婚している。妻「夏子」」と、色っぽいお手伝い「藤野」と、司法試験合格を目指す「和田」という青年の4人で暮らしている。
長男「康」は、不能だとのことで、妻「夏子」はひどく欲求不満なようす。
色っぽいお手伝い(いつもミニスカート姿)と司法青年「和田」は恋人同士のようで、よなよなセックスしている。
2男「徹」は画家志望で将来を有望視されていたが、挫折し行方不明になっていた。
3男「淳」は、母親が違う。伊兵衛と召使「浜」の子であり、「康」の家で書生見習いとして働いている。

長男「康」の妻「夏子」は欲求不満のあまり、書生見習いの「淳」を誘い、誘いに乗らなければ他で不倫をする。。。と「淳」を脅す。
森山家の名前に傷がつくことを恐れた「淳」は「夏子」と関係を持つようになる。



淳は、腹違いの3男であるけれども、兄弟の中で最も「森山家」のことを思っている。
それは、実母「浜」から「森山家を守るように」と頼まれていたからだ。

物語の後半、森山家の時価100億の山林を売却するしないで、すったもんだするわけだけれども、
この1960年代、たしかに山林はもてはやされていたらしい。
私の住む田舎でも、少し小金のあるおうちは競って山林を購入したとのことだ。
山がたくさんあるおうちは「山もち」と言ってもてはやされたそうだけれども、今となっては、山の管理が大変で
子供も「山なんかいらん」と相続を拒否。
田舎のお年寄りには山はとんだお荷物になっている。

話はそれたが、3男「淳」は命を懸けて山林を守ろうとするが、「売られてバラバラになってゆくのは、うちの山林だけではない、日本中がそうなのだ」と長男と二男は取り合わない。

・・・・・・・・・・そして淳は山林を守るために・・・・・・・・

山林も大事だろうけど、やっぱり大事なのは人間の命だ。
そんなわけで、感情移入がしにくい。

山という山に植林し、雑木を切ってしまい、杉とヒノキばかり植えるから、私も春が嫌いになった。

映像は始終、暗く陰気で、セリフも説教臭い。苦手な映画だった
☆☆ほしふたつ~





2012.05.30 Wed (14:57) l ●邦画あ行 l コメント (0) トラックバック (0) l top
武内 英樹監督

キャスト

阿部 寛   市村 正親   北村 一樹   宍戸 開  勝矢
上戸 彩   笹野 高史   竹内  力   キムラ緑子


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ストーリー

古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、生真面目すぎる性格が災いし、新しい時代の流れに沿った
浴場を設計することができず、解雇されてしまう。
落ち込むルシウスは友人とともに、浴場に行くが、そこで平たい顔族の住む国にタイムスリップしてしまう。
ルシウスは、日本の浴場に驚愕し、うちのめされる。古代ローマにもどったルシウスは、日本で見てきた浴場を
ローマにて再現し、評判の浴場技師となっていく



この原作の映像化に、日本人(それも顔の濃い)をキャスティングしたのがよかったと思う。
これで本当のローマ人だったら観に行ってない。。100%

阿部寛は、顔が濃いだけじゃなくて、スタイルも西洋人風。
市村さんも、どうみても古代ローマ皇帝にしか見えない。舞台俳優風の大げさな演技がこれまたぴったり。
北村一樹は、女好きないやらしさがにじみ出てて、最高♪

勝矢は、ルシウスの友人でありながら、ルシウスの妻を寝取るわけですが、私はずっとドロンズの石本だと思い込んでみていた。
一緒に見ていたうちの夫は、「あれは現地人だぞ、日本人じゃない」というし、私は「いや、ドロンズだ」と、不毛の言い合いをしました。
勝矢さん、ほんと、顔濃い。。。。

竹内力は、意外にも平たい顔族だった。てっきり粗暴な古代ローマ人か何かと思い込んでいたが。

特筆すべきは上戸彩。
彼女は、可愛い子だと常々思っていたが、「セクシーだ」と思ったのはこの映画が初めて。
顔からデコルテのラインが、美しくてまぶしかった。

☆☆☆☆ほしよっつ~






2012.05.30 Wed (14:03) l ●邦画た行 l コメント (2) トラックバック (0) l top
ミヒャエル・ハネケ監督

原題: LE TEMPS DU LOUP

キャスト

イザベル・ユペール

ベアトリス・ダル


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ストーリー

ある一家が、仲良く平和に、車に食糧を積み込んで(ペットも)別荘に出かける。

ところが、別荘には侵入者がいた。

強盗か?

でも、その侵入者は妻子持ちで、家族で住み込んでしまっている。

おまけに空腹で、のども乾いている様子だ。

侵入者一家は、突然ライフルを取出し、夫を射殺。

残った母と子供たちから食料を奪う。



冒頭から、ドキッとさせられる。まるで水鉄砲の水を撃たれるようにあっけなく夫を射殺され、中学生くらいの娘

と、小学生くらいの息子を連れて、逃げる母(イザベル・ユペール)

イザベル・ユペールは、「ピアニスト」で、衝撃的に私の脳みそに刻まれた女優さんです。


夫を殺害した侵入者は、別に追ってくるわけではない。

だが、町の人々は固く門を閉ざし、この3人の母子を助ける人はいない。(警察でさえ)

母子三人でさまようこの地区は、道路には家畜や人の死体が転がり、飲み水も食料もない。

《なにかしら》の災害のために、ここの町は封鎖され、いつ近隣の町からの助けがあるのかも不明。

この親子三人は、ある無人の駅に行きつく。

そこには、数組の家族が滞在していて、来るか来ないかわからない列車を待っていた。

列車に乗れば、この地区から脱出できる。


この駅に着くまでは、母と子供二人という1家族だったのだが、駅に着いた後は言葉も人種も違う、

数組の家族が、共同して暮らす。(その後また、もっと大勢になるのだが)

ボスのような存在も現れる。


このような危機的な、いつ死ぬかもわからない状況の中では、その人の心の根っこになるものが

ことあるごとに垣間見える。


肩書も、金銭も無意味だ。大学教授だろうが、社長さんだろうが、関係ない。

押し寄せる不安にパニックになり、周囲に迷惑をかける人も少なからずいる。

心が弱くて臆病であれば、そして自分さえよければという心が強ければ、人は醜い行動を平気でする。


この集団の中で、美しいのは子供だけに思える。

(ハネケ監督の作品は、子供が空恐ろしい場合が多いが)


そして最後。

もっとも勇気があったのは子供だった。


ハネケ監督にしては、温かい、心のある作品だった。


そしてこの、非現実的な状況は3・11以降の私たちにとっては、さほど非現実的ではない。

☆☆☆☆ほしよっつ~


















2012.04.29 Sun (15:22) l 映画 l コメント (0) トラックバック (0) l top

ZOO

ピーター・グリーナウェイ監督

ピーター・グリーナウェイ監督が日本で初めて紹介された作品だとのこと

原題  A ZED & TWO NOUGHTS/A ZOO: A ZED & TWO NOUGHTS

キャスト

アンドレア・フェレオル ブライアン・ディーコン エリック・ディーコン


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ストーリー

生来、興味ないもののことには、淡泊過ぎるほど淡白な私ですが、ピーターグリーナウェイさんにはしばしの間、こだわってきました。

今まで観たもの。

レンブラントの夜警  ピーターグリーナウェイの枕草子  コックと泥棒、その妻と愛人  数に溺れて
英国式庭園殺人事件

そして、ZOO

このグリーナウェイさんはもぅ・・・・最初に観たコックと泥棒やレンブラントの夜警がいかにまともだったか・・・あれはあれで衝撃的だったけれども。

英国式庭園殺人事件にしろ、数に溺れてにしろ。。。枕草子にしろ。。。。
監督の偏執的な趣味のために作られているような。。。

シンメトリーへの異常なこだわり。
えげつないものへの執着心
美へのこだわり。

あと音楽(マイケルナイマンさん)


グリーナウェイさん・・病気なのじゃないだろうか・・・と少し心配する。


ZOOは・・・・

最初に交通事故が起きます。

車には動物学者オズワルドとオリバーという双子の、双方の妻が乗っていた。
二人とも即死。
車を運転していたアルバは片足を失う重症。

事故原因というのが白鳥が飛び出してきたからとのことで意味不明。

妻を失ったオズワルドとオリバーは、失意にくれ、アルバのもとへ泣き言を言いに通い詰めます。

アルバの医師メーヘレンは、アルバの片足を切断し、もう片一方も切断したがっています。
この医師は性的錯綜者です。フェルメール狂でもあります。
フェルメールの贋作をあつめています。

メーヘレンの愛人はカテリーナといい、看護師でありながらまっかっかの帽子をかぶりまっかっかのドレスを着、ゼブラ柄の下着をつけています。
もんのすごいキャラです。
フェルメールの「赤い帽子の女」と似た、赤くて平べったい帽子をかぶっています。でもフェルメールの絵の女性よりもやたら下品ではあります。

動物学者の双子は、妻を失ってから死体が腐敗する姿にとりつかれるようになり、りんご、わに、鳥、シマウマ等の腐敗状況を撮影し、コマ送りにして見せつけてきます。そのコマ送りのBGMはこれまた陽気な音楽で、映像と音楽がアシンメトリーです(笑)

そして、死体の腐敗への興味は人間に向いていくのです。

まぁ、異常な映画です。でもこれが芸術的だと評価されているのですから。。。

蛆虫もみれますよ♪

あぁぁぁグリーナウェイさんもそろそろ潮時かなぁ。

なんか疲れた
☆☆☆ほしみっつ




2011.12.02 Fri (14:09) l ☆洋画さ行 l コメント (2) トラックバック (0) l top
ミヒャエル・ハネケ監督

原作 フランツ・カフカ

キャスト  ウルリッヒ・ミューエ  スザンヌ・ロタール

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ストーリー

フランツ・カフカの「城」を忠実に映画化したものだそうだが、私は未読である。
家にあったと思うが(一時期カフカが好きだった)

映画を見たあと、原作が読みたくなったりすることがあるが、この「カフカ」はその逆です。
ともかく不条理で、陰気で、寒々しく、どうどうめぐりで鬱鬱するのです。

主人公は、測量技師。名前はなく(笑)ただイニシャルでKと呼ばれている。
お城に、「測量技師」として雇われたはずなのに、お城に入れてもらうこともできず、
お城に拒否されているのかどうかも不明。なにせ、お城と連絡すら付けられない。

氷点下何十度?とも思えるような寒々しい吹雪の中を、昼といい夜といい歩く。
膝のあたりまで雪に埋もれながら。

この映像見ていると、北海道のネット友が「11月になると冬を前にして11月病に(鬱っぽく)なる」と言っておられたのを思い出した。

Kは必死にお城に連絡をつけようとするが、お城につながりのある頼みの綱といえる人物はどの人もこの人も
意味不明なぱっぱらぱー(古っ)キャラで、陰鬱とした映像とは対照的。

そのぱっぱらぱーな登場人物(助手、連絡役)にいらつくKの様子はある意味コメディだ。

そして、お城にコネのある重要人物の情婦に出会う。
そしてその情婦を誘惑する。

情婦は簡単に手に入るが、この情婦をゲットしたことで「城」に近づけた様子もなく、むしろぐちゃぐちゃ
ぐるぐるいらいらする。

そして最後まで何も状況は変わらず、ただただ不条理で、何も進歩せず、進歩の兆しが見えたと思ったら
Kはそのチャンスを居眠りをして放棄してしまう。
Kは疲れ過ぎていたのだ。生活に。ぐるぐるうろうろいらいらすることに。

ふと感じたことといえば、まあある意味、人生ってこんな風で不条理でいらいらぐるぐる鬱うつしながら中途半端に(この映画も尻切れトンボ)終わってしまうものなのでは???


私はこの映画を見て、もうそろそろ「ハネケ」さんにもサヨナラしようかなぁ。潮時だなぁと思った。

数々のハネケ監督の作品を見て来た。

一番心に響いたのは

ベニーズビデオだった。

あと、ピアニスト   白いリボン   隠された記憶  71フラグメンツ

私はハネケ監督の作品は全体的に好きだった。

まだ「セブンス・コンチネント」と「タイムオブ・ザ・ウルフ」は観ていないので、もう少し頑張ってみてみようか。


☆☆ほしふたつ~




2011.12.01 Thu (16:30) l ☆洋画か行 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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