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ミヒャエル・ハネケ監督

原作 フランツ・カフカ

キャスト  ウルリッヒ・ミューエ  スザンヌ・ロタール

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ストーリー

フランツ・カフカの「城」を忠実に映画化したものだそうだが、私は未読である。
家にあったと思うが(一時期カフカが好きだった)

映画を見たあと、原作が読みたくなったりすることがあるが、この「カフカ」はその逆です。
ともかく不条理で、陰気で、寒々しく、どうどうめぐりで鬱鬱するのです。

主人公は、測量技師。名前はなく(笑)ただイニシャルでKと呼ばれている。
お城に、「測量技師」として雇われたはずなのに、お城に入れてもらうこともできず、
お城に拒否されているのかどうかも不明。なにせ、お城と連絡すら付けられない。

氷点下何十度?とも思えるような寒々しい吹雪の中を、昼といい夜といい歩く。
膝のあたりまで雪に埋もれながら。

この映像見ていると、北海道のネット友が「11月になると冬を前にして11月病に(鬱っぽく)なる」と言っておられたのを思い出した。

Kは必死にお城に連絡をつけようとするが、お城につながりのある頼みの綱といえる人物はどの人もこの人も
意味不明なぱっぱらぱー(古っ)キャラで、陰鬱とした映像とは対照的。

そのぱっぱらぱーな登場人物(助手、連絡役)にいらつくKの様子はある意味コメディだ。

そして、お城にコネのある重要人物の情婦に出会う。
そしてその情婦を誘惑する。

情婦は簡単に手に入るが、この情婦をゲットしたことで「城」に近づけた様子もなく、むしろぐちゃぐちゃ
ぐるぐるいらいらする。

そして最後まで何も状況は変わらず、ただただ不条理で、何も進歩せず、進歩の兆しが見えたと思ったら
Kはそのチャンスを居眠りをして放棄してしまう。
Kは疲れ過ぎていたのだ。生活に。ぐるぐるうろうろいらいらすることに。

ふと感じたことといえば、まあある意味、人生ってこんな風で不条理でいらいらぐるぐる鬱うつしながら中途半端に(この映画も尻切れトンボ)終わってしまうものなのでは???


私はこの映画を見て、もうそろそろ「ハネケ」さんにもサヨナラしようかなぁ。潮時だなぁと思った。

数々のハネケ監督の作品を見て来た。

一番心に響いたのは

ベニーズビデオだった。

あと、ピアニスト   白いリボン   隠された記憶  71フラグメンツ

私はハネケ監督の作品は全体的に好きだった。

まだ「セブンス・コンチネント」と「タイムオブ・ザ・ウルフ」は観ていないので、もう少し頑張ってみてみようか。


☆☆ほしふたつ~




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2011.12.01 Thu (16:30) l ☆洋画か行 l コメント (2) トラックバック (0) l top
ミヒャエル・ハネケ監督

原題: CACHE/HIDDEN

キャスト   ダニエル・オートュイユ  ジュリエット・ビノシュ

ハネケ監督は、この作品でカンヌ映画祭監督賞を受賞♪だそうだ。カンヌ映画祭・・・あやすい。。。。


こちらヤフームービーにて、レビューしております。

http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id324451/rid134/p1/s0/c1/

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ストーリー

主人公ジョルジュは、テレビの人気キャスターである。

彼の番組は、セットいっぱいに本棚があってめいっぱい本が詰まっている。その本棚の前のソファで
作家を相手に、本の批評をする。

まあ、日本で言うと、朝まで生テレビで司会をする、田原総一郎のようなものかしら

自宅も立派。(あたりまえだけど)リビングには番組のセットに負けぬサイズの本棚があり、びっしりのご本の前でお食事。

妻は、出版社に勤めていて、結構な有名人であるし美人。中学生くらいのイケメン息子が一人。
彼は、スイミングを習っていて、ちょっと両親に反抗的ではある。
(面と向かって大きな反抗をしているわけでもないが、なんとはなしに、よそよそしい)

どうみても富裕層のご一家であります。

そこに、一本のビデオテープが届く。

ビデオテープは、ただ、えんえんとジョルジュの自宅を外から撮影したものであった。
最初彼らは、気味悪く感じながらも、あまり気にしていなかった。
しかし、ビデオテープは次第にエスカレートして行って、次に届いたビデオには、子どもが描いたような、
稚拙な、しかし残虐なイラストが同封されていたのです。

次々とどくビデオテープは、ジョルジュの家を撮影したものだけでなく、ジョルジュの実家を撮影したものもあった。

犯人は??一体何が目的なのだ?



と普通、鑑賞者は犯人は誰なんだろうと、不安にかられるものだ。
しかし、ハネケ監督の作品はいつでも、最後まで犯人は誰だか判明しない。


よって、ものすごく不完全燃焼するのです。
イライラします。

でも、どの作品もそうだが観終わった後、ずっとずっとその映画のことを考え込んでしまうのです。
そしてしだいにもう、犯人なんて誰でもよくなってしまうのです。

私はこの映画を見て、「傷つけた方はいつも無神経である」と言うことを思った。

最後、「犯人だと思われる彼が死んだことで、ほっとした」ように遮光カーテンを閉めてベッドに横になる
ジョルジュ。

でも、ラストシーンは何を物語っているのか?

彼の傲慢は真実に気づく目を曇らせてるように思えた。

☆☆☆☆☆いつつです~



















2011.11.03 Thu (21:22) l ☆洋画か行 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ピーター・グリーナウェイ監督

原題: DROWNING BY NUMBERS

キャスト

ジュリエット・スティーヴンソン   ジョエリー・リチャードソン


カンヌ映画祭、芸術貢献賞♪だとのことだ。

んでも、これ、芸術的だったのだろうか。

いや、プロの審査員の皆様が芸術的だと言うのだからそうなんでしょう。

寓意のない作品が多いように思えるピーターグリーナウェイさん。

難解な作品(理解しづらい)が多い中で、まあこの「数に溺れて」はいく分ましな方なんでしょうか。


ストーリー

主人公の女性三人は、みんな同じ名前です。「シシー・コルビッツ」
関係は祖母と母と娘です。三世代の女。

こうも似ているかというほどそっくりなので(雰囲気が)これ、3人である必要あったのか?とふと思うくらいです。
おばあちゃんのシシーは、恋人が浮気症で酒飲みです。

映画の冒頭、泥酔状態の恋人(おばあちゃんシシーの彼氏)が、これもへへべれけになった中年の女を連れて家に戻ります。
んで、バスタブにお湯をためてはいるのですけど、このおばあちゃんシシーの彼氏のうちのお風呂のまわりには、
りんごやら、ドライフラワーやら、美しい虫がうようよおりまして、その周りを酔っぱらって全裸になった中年体型の男と女が、千鳥足でヨタヨタされています。(全裸のままこっちに向いておられるので、モザイクがあります)

このあたりがいかにも、ピーター・グリーナウェイさんらしい感じがします。むむ、こういう演出が芸術的だったのだろうか。。。。。確かに絵画的ではあったけれども。

そしてその浴室で、おばあちゃんシシーが酔っぱらってバスタブの中で眠りこんでいる彼氏を、水没させます。
死に場所を飾り立てるかのような演出でございます。

そして、おばあちゃんシシーは、母シシーを電話で呼び付けます。
二人は、マジェットという医師に、偽の死亡診断書(心臓発作だったかな)を書かせようとたくらみます。

マジェットは、おばあちゃんシシーの体が目当てで、ちょっと渋りつつも承諾します。

そんなこんなで、母シシーも娘シシーも、愛しているようでもあるし冷めているようでもある夫や恋人を、
明るく気軽に、何気なーく殺してしまいます。どの人も水死です。んでマジェットが死亡診断書を。
んでも、マジェットは3人のシシーのどれも手に入れることができず、最後に怒りだして、とうとうマジェットも殺されます。

たのしそ~に連れあいを殺すお話を、なんでわざわざ映画にしたのかしら。

何を訴えかけたくて?

いや、ピーターさんには何も訴えかけたいことはないのでしょう、きっと。

ただ意味はなく、おどろおどろしくてしかも美しい。んでもって気軽でコミカルな映画を、自分の趣味で作っただけなんだきっと。

☆☆☆みっつでございます。












2011.11.03 Thu (17:23) l ☆洋画か行 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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